当日に熱が出たら治療は中止?
―麻酔専門医と形成外科医が判断する、当院の「安全施行基準」について ―

あざのレーザー治療当日に子どもが発熱・鼻水。受けられる?延期すべき?
― 実態に合わせたリアルタイム判断―
あざ治療の予約当日、朝起きたらお子さまの体が熱い……。 子育てをしていれば、こうした急な体調の変化は避けて通れません。特に小さなお子さまは、知恵熱や前日の興奮だけで体温が上がることもよくあります。
「今日のために仕事も調整したけれど、無理をさせていいのか」「熱があっても麻酔をかけて大丈夫なのか」 そんな親御さんの不安に寄り添うために、SSCクリニックでは麻酔専門医の知見に基づいた明確な判断基準を設けています。
「発熱」よりも重視している「呼吸」のサイン
実は、小児の麻酔において、単なる「体温の数字」以上に慎重にチェックしているのは「呼吸器の状態」です。
当院では、たとえ少し熱があっても、以下の状態がない限りは、麻酔専門医の判断のもと治療を行う体制を整えています。
- ひどい咳き込みがないか
- 痰(たん)が絡んでゼーゼーしていないか
- 鼻詰まりがひどく、呼吸が苦しそうではないか
麻酔下では呼吸の管理が何より重要です。痰や咳が強い場合は、術後に気管が過敏になり、一時的な呼吸の乱れを引き起こすリスク(喉頭痙攣など)があるため、安全を最優先して延期を提案することがあります。逆に言えば、「痰や咳がなく、呼吸が穏やか」であれば、微熱があっても安全に麻酔をかけられるケースがほとんどです。
麻酔専門医による「当日のリアルタイム判断」という安心
SSCクリニックの強みは、治療直前にお子さまの全身状態を、麻酔専門医が直接診察し、判断を下すことにあります。
- 事前の問診: 前夜からの様子や、食欲・活気の有無を詳しく伺います。
- 聴診の徹底: 胸の音を丁寧に聴き、肺や気管に異常がないかを確認します。
- リスクの精査: 形成外科医と麻酔専門医が協議し、「今日行うことがお子さまにとって安全か」を最終判定します。
「熱があるからダメ」と一律に門前払いするのではなく、一人ひとりのお子さまの「実態」を医学的に評価し、安全を担保できると確信した上で治療へ進みます。
なぜ、当院は「柔軟かつ厳格」な対応ができるのか
これは、当院が採用しているや「セボフルラン」といった吸入麻酔薬の特性も関係しています。これらは体からの抜けが非常に早く、呼吸管理がしやすいため、適切な専門医の監視下であれば、お子さまの体調に合わせた細やかな深度調整が可能です。
もちろん、決して無理な強行はいたしません。少しでもリスクが高いと判断した場合には、親御さんとご相談の上、より万全な体調の日にリスケジュールいたします。その判断もまた、お子さまを守るための大切な医療行為だと考えています。

まとめ
当日の発熱は、親御さんにとって非常に心苦しいものですが、どうぞ焦らずにご相談ください。 「発熱=即中止」ではありません。大切なのは、「その熱の原因が呼吸器にあるのかどうか」を専門医が見極めることです。
私たちは、大切なお子さまをお預かりする立場として、常に「もし自分の子どもだったら」という視点を忘れず、科学的根拠に基づいた誠実な判断を下します。不安な朝は、まずはお電話で現在の様子をお聞かせください。
SSCクリニックでは、対面診察のほかオンライン診療も実施しております。
お子さまのあざ治療についてお悩みの方やご相談は、SSCクリニックまでお気軽にご連絡ください。