レーザー治療とは
レーザー治療とはアザなどの患部にレーザー光線を照射することで治療効果を得る治療のことです。レーザー治療の最大のメリットは患部にレーザー光線を照射することで治療対象の組織だけを破壊しながら周りの組織への影響を最小限にとどめることが可能なことです。
治療で用いるレーザー機器は照射する光の波長などで分けられています。
使用するレーザー光線には波長とパルス幅と照射エネルギーの３つの要素が重要であり。治療では患部に合った波長と照射時間を組み合わせたレーザー光を使用します。
＜レーザー光線の波長＞
レーザー光線を作る原理によって名前がついています。またその種類によってレーザー光の波長が決まっています。
■ネオジウムヤグレーザー（532nm・1064nm）
■ルビーレーザー（694nm）
■エルビウムヤグレーザー（2940nm）
■色素ダイレーザー（585nm・595nm）
■アレキサンドライトレーザー（755nm）
■ダイオードレーザー（800nm）
■炭酸ガスレーザー（10600nm）
＜レーザー照射時間の長さ（パルス幅）＞
レーザー照射で破壊する対象の大きさ等によって変わります。
＜目的別使用レーザー機器＞
色素性疾患：ルビーレーザー／アレキサンドライトレーザー／ネオジウムヤグレーザー
皮膚血管腫：色素ダイレーザー／ヤグレーザー
医療レーザー脱毛：アレキサンドライトレーザー／ダイオードレーザー／ヤグレーザー
小腫瘤焼灼：炭酸ガスレーザー／エルビウムヤグレーザー
SSCクリニックのレーザー治療
「傷跡を残さずにアザやシミを取ることができたら…」
アザやホクロやシミの悩みを抱えている人にとっては切実な問題です。
これまでは外科手術による治療でしか解決できなかったシミやアザ、ホクロなどが
レーザー治療によって、手術跡を残すことなく、きれいに取り除くことができるようになりました。
一言で医療レーザー機器と言ってもその種類は数多くあります。
治療目的（皮疹の種類）や・皮膚の状態・年齢・スキンタイプなどを充分考慮し、どのレーザー機種を使って治療をするのが有効なのかレーザーを熟知した専門医のもとで治療を受けることが大切です。
当院では、レーザーで治療をするにあたっては、根治度と安全度を最優先にし、患者さまの満足度の高い医療になるよう様々な工夫をしております。他の施設とレーザー機器が同じでも、適切な術式や細かな手術操作が施されなければ治療成績に差が生じることは言うまでもありません。
当院では様々な症状に対応できるレーザー機種を使用しております。
SSCクリニックの院長はレーザー治療分野の先駆者・第一人者であり新しいレーザー装置の開発にも携わってきました。
当院では整った設備と長年にわたる経験にもとづいて、治療前には充分な説明を行い、患者さまにとって効果的な計画を立てレーザー治療をはじめます。
SSCクリニクで使用するレーザー機器
当院では、治療目的に合ったレーザーを使用します。
・ピコセカンドヤグレーザー(ピコNd:YAGレーザー)
・Qスイッチルビーレーザー
・Qスイッチヤグレーザー(Nd:YAGレーザー)
・超ロングパルスレーザー(Er:YAGレーザー+Nd:YAGレーザー)
・Qスイッチアレキサンドライトレーザー
・ロングパルスアレキサンドライトレーザー(LPIRレーザー)
・色素ダイレーザー(Vbeamレーザー)
・エルビウムヤグレーザー (Er:YAGレーザー)
レーザー治療のメリット
シミやアザなどの治療に使用するレーザーは、患部の色素にだけ吸収されますので、周りの正常な皮膚を傷つけることなく、患部だけを治療することができます。よってきれいに治り、施術による傷跡を残しません。また痛みが小さく、乳幼児の治療にも適しています。
・痛みのある部位であれば、局所麻酔を用いるので痛みが少ない
・治療時間が短い
・メスを使う手術と比べ出血が少ない
・施術後のケアが簡単
レーザー治療における保険適応が認められている疾患について
SSCクリニックは保険診療を行う形成外科クリニックです。形成外科で扱うすべての治療対象や治療方法が、健康保険の適応に認められている訳ではありません。一部のレーザー治療は健康保険が効きませんので自費診療になります。
生まれつきの病気や変形の治療、外傷や熱傷（ヤケド）の治療、一部の再建手術などは健康保険の対象になりますが、加齢性色素沈着（シミ）除去、タトゥー・刺青除去、シワ除去、レーザー脱毛などのいわゆる審美が目的のレーザー治療は健康保険を使うことはできません。しかし、SSCクリニックでは、自費診療の場合も安心して治療が受けることができる料金設定にしています。
当院で行う保険診療の主なものは次のようになります。
・単純性血管腫
・苺状血管腫
・毛細血管拡張症
・太田母斑
・異所性蒙古斑
・扁平母斑
・外傷性色素沈着（外傷性刺青）
また、保険適応がある場合でも回数などに制限がある場合があります。詳しくは当院にお尋ねください。
